Daily Blog
日々のブログ

明石の免許試験場へ行こう! 11

明石の免許試験場へ行こう! 11

明石16

先週の本免技能試験では、せっかくセグロドライビングスクールさんの高田ティーチャーより充実した2時間もの
試験に備えた教習を受けたにも関わらず、あえなく撃沈してしまい、明石での本免路上技能試験の難しさを身を以て思い知らされた。
おまけに帰りの電車で寝違えを起こしてしまい、痛くて首が回らなくなるというおまけ付きで全く最悪だった。

平成23年10月26日(水)

2度目となる明石運転免許試験場の本免路上試験を受けるにあたって、やはり事前の練習が不可欠と判断。
そこでスタッフに頼んで、仕入れや用事を兼ねて、うちの自家用車の横に乗ってもらって練習する事にした。
勿論栄誉!?ある「仮免許練習中」のお手製プレートを車の前後の決められた場所に貼っての練習だ。
ここまで来たら、もう恥ずかしいなんて言ってはいられない!

明石23

写真はイメージで、実際には「仮免許練習中」プレートは、ちゃんと所定の位置に貼って練習しました。

練習に付き合ってくれたスタッフは私の試験用の運転を見て、

「エエ〜!こんな左端をはしらんといかんのぉ〜!?」

と驚き、

「色々勉強になりますわぁ〜!」

と感心される。

平成23年10月27日(木)

いよいよ2度目となる本免許路上試験の日を迎えた。
寝違えた首も、行きつけのはやし整骨院さんで針治療を受けたおかげで幸い早く治り、何とか回る様になりました。
今日は2回目となる本免技能試験の日だ。
今回は、これまでの試験とは違い、凄く緊張してます。
なにしろ前回の試験において、路上試験の難しさを痛感させられたからだ。
そしてこの日も試験前に前回お世話になったセグロドライビングスクールさんの高田ティーチャーによる1時間の教習を幸い受ける事が出来た。
今回は明石運転免許場付近で待ち合わせ、早速練習が開始された。
2度目となる試験コースでの練習なので、前回に比べ、飲み込みも早い。
とりあえず何パターンかある主な路上試験コースを一巡し、あっという間に時間が過ぎて行く。
教習も終盤に差し掛かり、試験開始時刻も迫り、最後は少しスピードを上げての練習となった。
再び明石運転免許試験場付近に戻り、お世話になった高田ティーチャーと別れた。

いつも試験を受ける日は、かなり余裕を持って試験場で待つ様にしていましたが、今日はギリギリと言う程ではないが、結構指定時刻間際に到着した。

明石c

この日も十数名の受験者が集まり受付後、場内課題場所(方向転換or縦列駐車)を少し見学。
コース見学が終わると試験の説明が始まる。
今日はあの小綺麗な女性試験官殿による解説だ。
この女性試験官の顔を見ると、ああ、明石試験場に来た〜!っていう気持ちになる。
相変わらず衆議院議員の辻元清美さんの話口調に良く似ている。
そして今日の担当試験官は、残念ながらこの女性試験官殿ではなく、前回と同じ試験官殿だ。
それぞれ2名1組に別れ、試験が開始されるスタート地点のゲート手前まで試験官殿の運転で連れて行かれる。
今回は私が1番手だ。
試験官殿に挨拶を済ませ、試験スタート!
相変わらずあっという間の慣らし走行も終わり、前回とは違う試験コースを今日は順調に走行する。
車間距離も十分気をつける。
試験官殿の指示による走行が終了し、指定された所に停車する。
試験官殿より地図を手渡され、あらかじめ決めておいたルートの走行に移った。
そして50キロ制限の道路も制限速度ギリギリで快調に走行!
しかし途中で路線バスに追いついてしまい、やがてそのバスは停留所に停車。
片側2車線の広い道路だったが、路線バスが発車するまで、無理な車線変更はせず待とうと思ったが、あろう事かバスは時間調整らしくなかなか発車しない。
試験官殿は何も言わない。

これはヤバい!

このままでは試験官の印象も悪かろう。
仕方なく右合図を出し、安全確認を行いながら右側車線に移り、バスを追い越した。
特に問題無く暫く走り、試験官殿に

「間もなくゴール付近です!」

と元気よく伝え、指示された場所に停車し、駐車処置をとった。
少しホッと
して後部座席に移り、2番手さんの試験が開始された。
この2番手さん、私よりもわりと若い青年だけど、走りに何となくメリハリが無かった。
それにせっかくの50キロ制限の道路走行中も、40キロくらいしか出していない。
とても用心深く、丁寧すぎる運転だ。
また、左寄せも少し甘いかも知れない。
そして試験終盤、

「もっとスピード出せる所は出して下さい!」

と試験官殿が口を開いてしまった。
2番手さんも試験を終え、試験場のスタート地点に到着した。
全員車を降り、試験官殿より、

「それでは木下さんは場内の課題に移りますので、少しここに座って待ってて下さい」

「◯◯さんは、今回は残念ながら点数が無くなってしまいました」

と言って、しばらくの間、2番手さんにワンポイントアドバイスを丁寧に行った。
その後、私と試験官殿は再び試験車両に乗り込み、場内を今回の課題である縦列駐車試験場所へと向かった。

明石21

明石22

今回の場内走行は、課題箇所以外は採点されないので、少し気楽に走れる。
仮免技能試験の思い出多い久々の場内を少し走行し、縦列駐車試験場所に到着する。
そして注意深く慎重に縦列駐車をゆっくりと開始する。
脱輪、ポールへの接触は許されない。
例え減点であっても、もしも路上試験終了時点でギリギリセーフだったとしたら、ここでは僅かなミスも許されない。
何とか完了し、試験官殿にその旨を伝える。
すると試験官殿は車を降り、きっちりと入っているかを確認。

「入ってませんよ〜!、もう1回やり直して下さい!」

と少し強い口調で言われ焦る。
再びやり直す。
ゆっくりゆっくり、慎重に慎重に、そろりそろりと車を後退させる。

「出来ました!」

と試験官殿に伝えると、今回は車を降りて確認する事無く

「ハイ!オッケーです!スタート地点に戻って下さい!」

と試験官殿は車を降りて確認する事無く、笑みを浮かべた。
スタート地点に到着後、

「ハイ!木下さん合格予定です!」

「それでは呼ばれるまで座って待ってて下さい」

と笑顔で言われた。
私はこちらでは本当に良い勉強になった旨を試験官殿の申し上げると、これからもここでの事を忘れる事なく
安全運転を心がける様にと労われた。

この日、本免技能試験を受けた十数人のうち、合格出来たのは何とたったの3人で、合格後の説明が行われる。
その担当試験官は、あの話し声が衆議院議員の辻本清美さんによく似た小綺麗な女性試験官殿だった。
合格も確定し、労いのお言葉の後、教習所において、なるべく早めに取得時講習を受け、受講証明書などを持って、改めてこちらへ免許証の交付を受けに来なければいけない旨などが伝えられる。
そして最後に、交付後の1年間は、違反点数が3点以上になると、初心運転者講習を受けなければならず、もし、受けなければ再試験となり、それに不合格となると、何と免許取り消しとなる旨が伝えられる。
そして女性試験官殿は

「最初の1年はね、出来るだけ公共交通機関を利用したり、自転車を使ってね、もうなるべく車には乗らないで、車はそ〜っと置いとかなあかんねんよ!」
「もしどうしても乗らなあかん場合はね、もう大人しくね、本当に気を付けて乗らなあかんねんよ!」
「それでもし、違反点数が3点以上になって初心運転者講習通知書が届いたら絶対に受講してね!」
「もし受講しなかったり忘れちゃうと1年後に再試験があります」
「再試験に合格出来る確立はかなり低く約10パーセントと言われてます!」
「もう大変な事になる前にね、ちやんと受けてね!」
「もう1年たってしまったらもう思う存分乗って下さいね!」

と、相変わらず辻元清美さん口調でわりと親身になって解説して下さった。

秋も深まり、日も暮れかけてもうすっかり薄暗くなった試験場を後にしようと外に出ると、何と先程技能試験の採点をして下さった試験官殿が作業着姿で草刈り機を使って試験場内コースの草を刈っているではないか!
試験官といってもただ採点だけしていればよいわけではなく、朝の混雑時には受付案内所を応援したり、試験予約受付などの事務手続き作業や草刈り、もしかするとさまざまな試験用車両(乗用車をはじめ大型トラックやバス、そしてブルドーザー)などの手入れ、整備も行っておられるかも知れない。
また試験時にはまだ運転が未熟で不慣れな人の車に乗ったり、時には不合格者から抗議されたりと、本当に大変なお仕事なんやなぁ〜!と思う。

そんな事を思いながら混雑する神姫バスで友人のホン・グギョン(あだ名、日本人です)の待つ明石駅へと向かった。
この後ホン・グギョンが予約を入れておいてくれた人気のイタリアンレストラン「チーロ」さんへ合格祝いに思う存分美味しいイタリアンを楽しむ予定だ。

ちょっとちょっと〜!もし今日もまた不合格だったら一体どーすんのよぉ〜!

ああ、残念会ね!

追記

本文にありました路上試験において、地図を見て自分でルートを決めて行う試験は
2012年度より無くなったそうです。
ですから全行程、試験官殿が道案内してくれますので、かなり軽減された事になりますね!
(これはお世話になったセグロドライブングスクールさんの高田ティーチャーより教えて頂きました)