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明石の免許試験場へ行こう! 10

明石の免許試験場へ行こう! 10

明石16

本免学科試験を無事にクリアし、後は本免技能試験を残すのみとなった。
今回の運転免許失効事件では、それに関連した多くのサイトで、さまざまな情報を得る事が出来た。
その中でいち早く目に留まったのが、セグロドライビングスクールさんという、教習所だ。
本免路上試験では、当然明石運転免許試験場周辺の道路で行われるが、あまり土地勘の無い者にとっては不利だ。
ところがこちらのセグロドライビングスクールでは、何と実際の試験コースで練習出来る事がわかり、こちらを見つけた時から、場合に寄ってはお世話になろうと、かねてから決めていました。
いくらGoogle マップの試験場付近の航空写真を拡大してみても、路線バスを使って周辺道路状況を把握しようとしても、詳しい情報は殆ど得る事は出来ません。
また、「仮免許練習中」と書いたお手製プレートを愛車に貼付けて、夜遅く西宮から明石まで練習に行くのも現実的ではない。
やはり少しお金が掛かっても、早く合格するのにはセグロドライビングスクールの教習は、非常に有効だと思う。
何しろ、こちらのサイトにある「指導員日誌」では、練習の結果、多くの方が凄く早く技能試験に合格している事が分る。
もし、仮免技能試験の前からこちらでお世話になっていれば、もっと早く合格出来たに違いないが、私の場合、住む場所の関係で、それは望めませんでした。
しかし、何と試験当日の午前中に教習して頂けるので、これも非常に好都合です。
私は試験当日の午前中2時間の教習を早速申し込んだ。

平成23年10月20日(木)

本免技能試験のこの日、9時45分に明石駅横のロッテリア前で、
申し込んでおいたセグロドライビングスクールの高田ティーチャーと待ち合わせ。
教習車は教習所名などは一切書いていない新型プリウスで、これだとペーパードライバー教習などの際、堂々とショッピングセンターのパーキングなどで練習する事が出来るのだそうだ。
なるほどねぇ〜!

初めて乗るプリウスでひとまず試験場付近まで行き、ここから何パターンかある試験コースを、実際に運転してみる。
周辺道路は、路線バスが多い、歩行者も多い、道路沿いにお店や学校、病院などもあり、横断歩道を渡ろうとしている歩行者も珍しく無い。
また、危険運転のチャリンコも凄く多くて、これは一筋縄では行きそうに無い事が分る。
しかし高田ティーチャーは流石は大ベテラン!
路上試験での注意事項やポイントなどを、とても分り易く事細かく教えて下さる。
もし、知らなかったら恐らく何度試験を受けても不合格だった事だろうと思う。
そして私には信号待ちなどで停車中、前の車に近づき過ぎる悪い癖がある事が判明!
これがこの後、ど偉い事に発展する。
全く油断する暇も無くアッと言う間に2時間の教習が終わった。
高田ティーチャーはこの後、神戸市内でペーパードライバー教習があるとの事でで、お世話になった高田ティーチャーと明石駅前で別れた。
明石駅構内の飲食店街で「きしめん」を食べ、いつもの様に神姫バスで試験場へと向かう。
試験場に着いてからは、技能試験フロアで本免路上試験の案内ビデオを見ながらのんびり過ごす。
そして指定時刻の14時30分となり受付後、場内試験場所(縦列駐車or方向転換)の確認を終えると試験説明となる。
もの静かで穏やかな口調の試験官が、親切丁寧に説明してくれる。
本免路上試験では、まず試験官の指示で路上を走行。
コース途中で停止し、試験官殿から地図を手渡され、あらかじめ自分で決めておいたコースを走行。
自分で決めるコースは、右折と左折をそれぞれ1回ずつ入れなければならない。
また、道順が分らなくなっても試験官に聞く事は許されず、その場合は一旦停止してから試験官に頼んで地図を見せてもらう。
もし万が一間違えても、減点にはならないが、急遽変更したコースでも採点が行われる。
そして、試験場に帰還後、点数が残っている場合のみ、場内試験へと進む事が出来る。
説明終了後、いよいよ本免路上試験の開始となる。
私は2番手だ。
試験に使われる車両は、場内で行われる仮免技能試験の日産プリメーラや三菱の同クラス車よりもさらに小型の日産ティーダだ。
そして屋根部には技能試験中、兵庫県警と書かれた看板が掲げられている。
まずは試験官殿の運転によって場内から路上へ出るゲート前近くのスタート地点まで行き、そこで1番手さんが運転席に乗り込む。
そして1番手さんの試験が開始され、私は後部座席に座り見学する。
1番手さんは途中、逆走してくるチャリンコや、歩道からはみ出して歩く下校途中の小学生などに苦慮しながらも、ソツなく終了。
コース途中の指示された路肩に駐車し、私と交代する。
準備完了を試験官殿に伝え、試験が開始される。
やはり最初に「ならし走行」させてくれるが、たった100メートルなんてほんの一瞬で終わってしまう。
こんなの意味あるの!?
試験官殿の道案内に従って慎重に走行する。
そして試験開始早々、大失敗してしまう。
そう、午前中の教習時に判明した私の悪い癖、信号待ちの際、前車に近づき過ぎて停止してしまった!(汗)
停止してからその失敗に気が付き、思わず

「あっ!」

と声を出してしまったが、もう後の祭りだ。
しかし、いくらなんでもこれだけで即不合格ではあるまい。
まだチャンスはあるので気を取り直して慎重に走行する。
しかしまたしても事件は起こった。
急に勝手にスピードが落ちたと思ったら、何と試験官殿が、あろう事か補助ブレーキを踏んでいるではないか!

気が付くと反対車線に停車中の貨物トラックの影から、荷物運び用ワゴンを押したオッサンが車道へはみ出しているではないか!?
試験官殿から気を付ける様、注意される。
これは試験官補助にあたり、これで即不合格となる。
もう合格は絶望的だ。
私はガックリきて一気にテンションが下がった。
試験官殿の道案内への返事の声もいっぺんに小さくなる。
指示された場所に一旦停止し、地図を見せられる。
あらかじめ決めておいた経路を確認して課題走行に移る。
不合格確定でも、とりあえず最後まで続けさせてくれるのかな!?
落ち込みながらも、次回の再試験への貴重な練習だと思い、慎重に運転を続ける。
50キロ規制の道路もちゃんと50キロギリギリで走行。
相変わらず路上駐車が多く、路線バスも多い。
前方の交差点を左折する予定だが、サイドミラーを見ると、1台の原チャリのオッサンがやって来るのが確認出来た。
ここで左折に備えて左寄せしても良いものか!?
もしかするとまた補助ブレーキを踏まれるかも知れない。

どうしよう!?

もぉ〜!よりによってこんな時に〜!全くもぉ〜!!

忌まわしい原チャリのオッサンめぇ〜!!

結局かなりスピードを落として原チャリのオッサンを先に行かせた直後、合図を出して左寄せした。

多分もうダメだと分っている試験に嫌気が差して来て、

「いいかげんさっさと終わってほしい!」

なんて思いながら運転していると、試験官殿から

「道間違えてますよぉ〜!」

と指摘される。
適切な場所に停車する様に指示を受け、慎重に停車しようとすると、

「ここは交差点ですよぉ〜!」

そこは小さな3差路の交差点だった。
またしても試験官殿より指摘を受けてしまい、右合図を出し、速やかに発車させ、駐停車禁止場所ではない事を確認のうえ、停車する。
試験官殿より再び地図を見せられ、最後まで頑張って運転を続け、元気の無い声で

「間もなくゴール付近です」トホホ

と試験官殿に伝えた。
そして仮免技能試験で走り慣れた場内を少し走行してスタート地点に到着した。
1番手さんはこれから場内試験に向かう旨が伝えられ、少し待つ様に命じられる。
その後、試験官殿は私に今回は不合格の旨を伝えた。
やはり大きな原因は最初にした車間距離を詰めて停車した事で、試験官殿はこの時、私が失敗に気が付き、それからは適切に対処していた事を、ちゃんと見てくれていた。
私は試験官殿に、補助ブレーキを踏まれた事が、即不合格となったのかと質問すると、即不合格と言う訳ではなく、安全のため、止む終えず試験官が補助ブレーキを使う事があり、あの時の補助ブレーキは、必ずしも不合格では無かった。
だから最後まで諦めないで試験に取り組む様にと教示され、今回の第1回目本免技能試験はもうボロボロの結果に終わった。
今回の不合格は、これまでに無い落ち込み様で、本当にガッカリして肩を落として帰路についた。
そして帰りの快速電車で頭を垂れてうたた寝(ふて寝)し、ふと頭を戻したとたん、寝違えを起こしてしまい、首が回らなくなった。
これでは来週の再試験の際、首を振って安全確認が出来ないじゃないかぁ〜!

もう最悪だ!