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日々のブログ

ハッピートレインへの招待

皆様こんにちは!いつもありがとうございます。
7月も終わり8月に入り、暑さもたけなわですが体調に気を付けて元気に夏を乗り切りましょう!
さて先月7日はお店を臨時休業させて頂き、何と日帰りで北海道へ行って来ました。
実はその約1ヶ月前、札幌在住の二十数年来の友人から目出たく入籍した事と、その記念列車を走らせる事になったので招待したい旨の電話がありました。
日時は7月7日の日曜日です。
日曜日とは当店で最も賑わう日で、そんな日にお店を閉めて、しかも北海道へ行くと言う事はちょっと難しいと思い、残念ながら参加は出来ない旨をお伝えしました。
しかし、「せっかくなのだから!」というスタッフの後押しも手伝って、急遽行く事に決めました。
こんな事も人生そう何度もあるわけでもないので…。
その日のうちに航空券をネットで手配し、記念列車を企画した共通のお友達に、一度は参加を断ったが急遽行く事にし、新郎新婦にはこれを内緒にして当日突然現れて驚かせたい旨を伝えると大賛成してくれ、ひそかに参加人数に加えてもらいました。
そしてあっという間に当日を迎えました。

石勝17

早朝自宅を出発し、神戸空港から飛行機に乗り、午前中のうちに新千歳空港に到着。

石勝16

南千歳駅で特急列車で占冠へ向かいます。
今回の記念列車は帯広の近くの芽室が始発で、石勝線新夕張駅から支線に入り、終着駅の夕張駅へ向かいます。
そして1時間ほど停車した後、再び芽室へ向かいます。
しかし私は全区間乗車するのは無理なので、この特急列車と行き違う占冠駅からの乗車となります。

石勝15

占冠駅に到着すると、記念列車はすでに到着しており、早速乗り込みました。
今回の記念列車に使用された車両は、国鉄型の普通気動車キハ40型で、車両番号は縁起の良い777!
前と後ろでデザインが異なる特製ヘッドマークも取り付けられ、参加者だけが楽しいよくある「◯◯寿号」の様なものではなく、普通に走ってそうな列車名が描かれたマークで、これらは沿線で撮影する撮り鉄達への配慮なのだそうです。

石勝14

車内へ入り、前から歩いて来た友人に対し、手を挙げて
「ヨッ!おめでとう!!」
と言うと、案の定鳩が豆鉄砲をくらった時の様に一瞬唖然として、次の瞬間大変感激され、とりあえずサプライズ作戦は大成功しました。

石勝6

2両編成の車内の中刷り広告は全て新郎新婦に関連のあるものや、懐かしの列車の写真などに取り替えられ、一角には写真の様に鉄道グッズや軽食を販売するコーナーも設けられています。
ところでこの日は北海道も非常に暑く、気温は30度以上あったのですが、この列車は今では珍しい非冷房車です。
しかし、誰ひとり文句を言う人はいません。
みんなそんな事はおかまい無しで、思い思いに窓を開けて暑いけれど心地よい風が入る車内を楽しんでいる様子です。

石勝13

占冠駅を発車してお弁当が配られました。
こちらの包みも特製で、内容は寿幕の内弁当といったところでしょうか!?
過ぎ行く山間部の車窓を見ながら、皆さんと楽しくおしゃべりしながら頂きました。

石勝12

列車は新夕張駅に到着。
さっき特急列車で通った区間をこの列車でバックした事になります。
この駅ではしばらく停車してから夕張駅へ向かう支線へと入って行きます。
停車中の新夕張駅ではドアが開き、皆さん思い思いに過ごします。

石勝11

持参した北近畿タンゴ鉄道の時刻表や「あかまつ」「あおまつ」のパンフレットを皆さんにお配りしました。
勝手にKTR親善大使です!

石勝10

かつての一大炭坑と、映画「幸せの黄色いハンカチ」や財政破綻した事で知られる夕張駅に到着しました。

石勝9

駅に隣接する喫茶店でささやかなセレモニーが執り行われました。

石勝8

およそ1時間の停車時間もあっという間に過ぎ、再び芽室駅を目指して出発しました。
地元の皆さんが黄色いハンカチを振ってお見送りして下さいました。

石勝7

新夕張駅からは再び石勝線へ入ります。
まばゆい新緑の中を軽快に飛ばします!
この路線(新夕張ー新得間)は普通列車の設定はなく、特急列車しか走っていないんです。
ですからこの区間のみを利用する場合、普通運賃のみで特急列車に乗る事が出来るお得な区間なんです。
特急しか走らない区間を普通列車を使用した今回の記念列車が走る事は極めて稀な事で、沿線には大勢の撮り鉄の皆さんがカメラを構えているのが見えました。

石勝4

途中駅では新郎新婦を祝うささやかな横断幕を用意して列車を見送って下さる方々もおられ、ムードを盛り上げてくれます。
車内ではよく冷えた夕張メロンが配られ、美味しく頂きました。

石勝5

車内では当たると鉄道お宝グッズがもらえるクイズ大会が行われ、大変な盛り上がりです!
私はJR北海道の電車の写真がプリントされたスポーツタオルが当たり大喜び!
普段通っているグンゼスポーツクラブで使えそうです。
そして列車は遅れる事もなく快調に走り続け、私が途中下車するトマム駅が近づいてきました。
間もなくこの記念列車ともお別れです。

石勝3

北海道屈指のリゾート地で知られるトマム駅に到着。
下車する際、何と今回はるばる西宮から日帰りで記念列車に参加し、ここで下車して再び特急列車で新千歳空港へ向かう旨を車内放送して下さり嬉しいやら恥ずかしいやら!

石勝2

楽しい楽しい貸切記念列車ともいよいよお別れ。
この記念列車と行き違うため、特急「スーパーとかち」号が間もなく到着。
この列車に乗って再びまた来た路線を走ります。
どうかくれぐれも火を吹く事なく無事に走ってね!(汗)

石勝1

どうぞお幸せに〜!☆